1.なぜ埋設管撤去が増えているのですか?
A.現在の埋設管撤去時、地中には無数の管が眠っています。過去の工事では、残置といって管を残したまま復旧していました。
最近は、地中に色々な管を埋設するケースが増え、過去に残した管の撤去と現在行っている工事の時は管を残すことができなくなっています。
これをは別に耐震工事としょうしてガスは特に鋳鉄管からP管に入れ替えが急速に増えています。
2.簡単に鋳鉄管を破断させることができますか?
A.硬度の高いFC管やGX管は2回の挟む場所の移動で破断できます。
ただしNS管に関しては、粘性が強く破断するのに少々のコツと時間が必要です。
立ち合い指導のできない所(販売店やレンタル店)にはお出しできない場合があります。
③どうしたら破断できますか?
A 一般的に管に対して垂直にセットし油圧をかけ始めます。ダクタイル管の性質を理解した上で行わないと、管を潰すだけで破断ができません。
一箇所から潰すとΦ200で50mm近く潰れても破断しません。
そこで破断させるのに全方向から圧力をかけ、ビットを全体に食い込ませる作業が必要になります。
これを数回行うことでひび割れを促進させ破断します。
④堀削とセットについて?
A 試験堀りを行うことで管の場所をセンターから外し機械の刃先が入る様に施工することで破断をスムーズに実行できます。
但し、埋設管の交錯がひどい場合、機械が入らないことがあります。
その時はご使用できません。
⑤機械の破損しやすいところはどこですか?
A 機械ですので壊れないことはありませんが、基本的に使用方法が間違っていなければ壊れる箇所はありません。
ただし消耗品の油圧シリンダーオイルシール・油圧カプラー等、また稀に機械のセット時に傾斜や斜めにセットすることで油圧が70Mpaかかりますので、機械の破損を招くことがあります。
⑥ 機械のレンタル代金が高いといわれましたが?
A 機械のレンタル代金について、工事費用の何%になりますか?
1日工期短縮したら一般的に幾ら利益を上げることができるでしょうか。
また、消耗材のダイヤモンドブレードが例えば残水の溜まっている管を切断すると簡単に切れなくなります。
切れなくなるだけでなく水圧で時間もかかり作業員にも残水がかかることが多々あります。
特にエンジンカッターを堀削した場所で使用すると音・粉じん・排気ガス・切断時間で作業員は大変過酷なものになります。
最近は、油圧カッターで切断しているようですが本体の費用がこのきったくんより高額ということです。
費用対効果と作業環境を考えて費用の対比をするよう勧めて下さい。
⑦ きったくんの使用をなぜ推進しているのですか?
A カッター使用時のエンジン音・切断音・粉じん・時間短縮のためです。
労働衛生上の問題も解消でき、労災防止にも役立つということになります。
⑧ 実際に破断させる時間はどのくらいですか?
A 条件により大きく変化しますが、本製品の入る箇所が確保できればNS菅は役2分程度、GX管は役1分程度、FC菅は30秒程度で破断することができます。